令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 道路橋床版の点検診断と長寿命化技術

道路橋床版の点検診断と長寿命化技術(2)

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[CS8-11] 超高耐久床版(Dura-Slab)と鋼桁の接合部に関する実験的検討

〇藤井 雄介1、和田 圭仙1、狩野 武2、ランコス チャミラ2 (1.西日本高速道路、2.三井住友建設)

キーワード:Dura-Slab、高強度繊維補強コンクリート、アラミドFRPロッド、スタッド、接合部

近年,日本では道路橋床版の劣化が深刻な社会問題になっており,高速道路橋では,大規模な更新を必要とする床版に対して,床版の取替工事を実施している.コンクリート床版は適切な維持管理が必要であるが,日本では今後ますます技術者不足や維持管理費・更新費の増加が深刻になると考えられる.そのため,将来の維持管理の負担をできるだけ小さくしていく必要があり,今後新設されるコンクリート床版は耐久性の高い床版構造が望まれる.このような社会的な背景を鑑み,鉄筋やPC鋼材などの腐食する可能性のある鋼材を一切使用しない「超高耐久床版(Dura-Slab)」を開発し,鋼桁との接合構造の検討を実施した.

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