令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 道路橋床版の点検診断と長寿命化技術

道路橋床版の点検診断と長寿命化技術(3)

座長:塩永 亮介(IHI)

[CS8-21] NSM工法に用いる超早強モルタルとコンクリートの付着特性

〇下瀬 恒大1、長谷川 泰聰2、吉武 勇1 (1.山口大学大学院、2.三菱ケミカルインフラテック(株))

キーワード:NSM工法、張出し床版、付着特性、有限要素解析

本稿はRC床版張出し部上面の補強工法に関するものである.NSM-CFRP工法の充分な補強効果を得るためには既設床版と超早強モルタルの一体性が重要であると考え界面における引張付着実験を行った.さらにNSM-CFRP補強したRC床版張出し部をモデル化し,有限要素解析を通じて求めた界面応力と実験値の比較を行った.接着剤等が防水性を有するため界面の付着強度におよぼす水の影響は小さく,低強度コンクリートでは付着界面の破壊よりもコンクリート母材が先に引張破壊するなど,超早強モルタルの高い接着性が確認された.また,解析により床版の接着界面に作用する最大応力は付着強度の約56 %の応力レベルであった.

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