[CS9-43] 位相差方式レーザスキャナを搭載したMMSによる層厚検出精度の基礎的研究
キーワード:MMS、レーザスキャナ、位相差方式、層厚計測、計測精度
モービルマッピングシステム(以下,MMS)は道路周辺の3次元位置情報を効率的に取得可能なシステムである.今後は点検分野における活用が見込まれる.MMSに搭載されているレーザスキャナにはTOF方式と位相差方式があり,TOF方式は照射距離に応じて精度が劣化するなどの特性がある.そこで本研究では位相差方式レーザスキャナによるMMSの計測精度を把握し,将来の維持管理業務へ適応可能性について検証するため,層厚検出精度に関する実験を行った.直下水平における厚み算出結果では,位相差方式の較差の平均値は20km/h走行で0.31mmであり,-1.16mmであったTOF方式と比べて計測精度が良いことが示された.
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