令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(3)

座長:渡邊 武志(パシフィックコンサルタンツ)

[CS9-15] 動画像を用いた支承の動的挙動把握

〇太田 雅彦1、清水 和弘2、角田 明2、鈴木 康寛2 (1.日本電気株式会社、2.株式会社川金コアテック)

キーワード:画像処理、非接触計測、動的挙動、変位、回転角、支承

本研究では、動画像による遠隔・非接触の変位計測手法を用いて、車両通過に伴い発生する支承の動的な挙動把握を試みた。実験は、NECが開発した”光学振動解析技術”を用いて行う。本技術は、車両走行時の支承または主桁下面の様子を動画像撮影し、撮影した動画像に対して画像処理を施し、計測対象物の動的挙動の計測を行う。
実験の結果、1つのカメラで支承の3軸方向の変位と光軸方向の回転角の計測が可能であることを確認した。また、支承から約1m離れた位置の主桁の下面の変位量や変化傾向は、支承の周囲にセンサを設置する従来の測定方法と概ね一致することを確認した。設置に要する時間も、従来手法に比べて約1/4の時間短縮できた。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン