令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(3)

座長:渡邊 武志(パシフィックコンサルタンツ)

[CS9-16] 桟橋上部工に埋設された梯子状センサによる鉄筋腐食の長期モニタリング

〇田土 弘人1、西田 孝弘2、山路 徹2 (1.ナカボーテック、2.港湾空港技術研究所)

キーワード:塩害、鉄筋腐食、非破壊検査、腐食速度、モニタリング、梯子状センサ

コンクリート構造物中の鉄筋腐食や環境変化をモニタリングする非破壊検査手法は多種多様であり、その評価に対しては専門的知識を要する場合が多い。しかしながら、専門的知識を要する人材も不足しており、簡易に鉄筋腐食や環境変化をモニタリングできる手法が望まれる。そこで、桟橋上部工に鋼材の形状が既知の梯子状のセンサを埋込み、鋼材間に流れるマクロセル電流を電流計により計測し、ACインピーダンス測定より求めた腐食速度と長期間比較することによって、簡易に測定できるマクロセル電流から鉄筋腐食や環境変化の評価を行った。その結果、計測されたマクロセル電流においても、鉄筋腐食や環境変化を捉えている可能性が示唆された。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン