令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(6)

座長:岡本 修(茨城高専)

[CS9-61] 補強土壁の維持管理における合理的モニタリングに関する基礎的研究

〇大島 淳矢1、芥川 真一1、友重 勇気2、木村 隆志2 (1.神戸大学大学院、2.JFE商事テールワン株式会社)

キーワード:補強土壁、維持管理、モニタリング

インフラの老朽化の進展が進む中、補強土壁、特にテールアルメ工法による壁面は様々な維持管理上の課題を有する。この課題を解決するため、本研究グループが推進するOn-Site Visualizationの概念に基づく新しいインフラモニタリングについて基礎的な検討を行った。
 レーザー墨出し器を用いた壁面変形の可視化では、実大壁面において安価に壁面の状態をリアルタイム表示することができた。プラスチック光ファイバーを用いた壁面パネルの相対位置変化の検出では、模擬壁面による実験で、パネル間に光ファイバーを対面させ、対象となるパネルの相対位置の変化を伝達する光の強さとして表わすことに成功した。

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