令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(6)

座長:岡本 修(茨城高専)

[CS9-63] 車載型降雨観測システム構築に向けた移動観測手法の実験的検討

〇小野村 史穂1、堀田 滋1、仲吉 信人1、二瓶 泰雄1 (1.東京理科大学)

キーワード:降雨、地上雨量、移動観測、ドップラーモジュール、赤外発光受光ダイオード

本研究では,自動車を用いた地上降雨観測システムの構築を目指し,車載に適した小型で安価な2種類の降雨センサ(ドップラーセンサと赤外線センサ)を独自に作成した.それらの降雨センサの性能を評価するため,市販の転倒マス雨量計とレーザー式雨量計を併設し,屋外での定点観測と人工降雨下での移動計測を実施した.ドップラーセンサは赤外線センサに比べ,降雨への応答性が高く,出力された信号の変動成分が降雨強度と相関を持つことが示された.移動計測では,定点観測と比較して過小傾向が見られるが,移動計測誤差に加え,計測環境の違い等,さらに精査していく必要がある.

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