[I-58] 鋼床版半自動フェーズドアレイ超音波探傷試験 (鋼床版PSAUT)の実用化検討
キーワード:鋼道路橋、鋼床版、疲労き裂、非破壊検査、フェーズドアレイ、FMC/TFM
本稿は、閉断面リブを有する鋼床版橋梁に生じるデッキプレート貫通タイプき裂の調査方法の一つである現行の単眼探触子による鋼床版半自動超音波探傷試験(鋼床版SAUT)を、セクタースキャンやFMC/TFMフェーズドアレイを用いたものに改良し実用性を検証したものである.検証の結果,調査能率は大きく変わらず,より高さが低いき裂の検出が可能であることが確認された.しかしカットオフ値6㎜とした場合,過大性能である一方,部材交差部の探傷不可範囲が大きくなる問題がある.結論として,スクリーニングを現行型により実施し,き裂の長さ評価や追跡調査をフェーズドアレイを用いた鋼床版SAUTとすることが効率的である.
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