令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

骨組・骨組部材・薄肉構造・板

座長:鈴木 森晶(愛知工業大学 工学部土木工学科 教授)

[I-130] 送電鉄塔の立体骨組解析における不安定回避方法と解析精度に関する考察

〇中村 秀治1、本郷 榮次郎1、太田 浩1、川久保 敦雄1 (1.東電設計株式会社)

キーワード:送電鉄塔、立体骨組解析、不安定メカニズム

我が国における送電鉄塔の設計は100年の歴史があるが,平面解析によるコンピュタープログラムで実施しているのが実情である.今後,立体解析に移行する趨勢にあるが,海外では"TOWER"プログラムなどがあり,古くから立体解析による鉄塔設計が実用化されている.これらを日本国内で適用する場合,荷重や許容応力の設定の違いに対応する必要があり,不安定メカニズムを避ける対策が求められることもある.ここでは,立体解析による鉄塔設計の実務的視点から,数値的不安定を回避し,解析精度と使い良さの確保を目指した検討を行ない,不安定回避の一案を示して有用性を確認している.

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