令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

骨組・骨組部材・薄肉構造・板

座長:鈴木 森晶(愛知工業大学 工学部土木工学科 教授)

[I-132] 角部曲げ加工したSBHS700製箱型短柱の耐荷力に関する実験的研究

〇Nie Jing1、山﨑 諒介1、小野 潔1、竹嶋 夏海2、岡田 誠司2、宮下 剛3 (1.早稲田大学、2.IHIインフラシステム、3.長岡技術科学大学)

キーワード:冷間曲げ加工、耐荷力特性、SBHS700、箱型短柱

地震による鋼製溶接橋脚の倒壊防止策の一つとして、角部の溶接をなくし冷間加工した構造が考えられる。しかし、高性能鋼材を冷間加工した構造の耐荷力データは不足している。本研究では角部を曲げ加工したSBHS700製箱型短柱の圧縮試験を行い耐荷力特性の把握を目的とした。同じ寸法を持ち従来の角部を溶接した供試体と比較した場合、座屈モードが異なるとともに、耐荷力の向上が確認された。いずれも耐荷力曲線の安全側にプロットされたことから、角部を曲げ加工したSBHS700製箱型短柱の耐荷力も現在の設計基準で評価できる可能性がある。今後も実験的・解析的研究により、曲げ加工した構造の耐荷力データを収集していく。

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