[I-133] 矩形断面鋼短柱の座屈挙動に関する実験的研究
キーワード:座屈挙動、局部座屈、幅厚比パラメータ、両縁支持板
部分係数設計法へ移行する上で、荷重-変位曲線の非線形化過程や座屈後の挙動も含めた耐荷力の評価が必要である。そこで当研究室で過去に行ったSBHS400およびSBHS700製の矩形断面鋼短柱の圧縮試験結果を精査し、局部座屈挙動の考察を行った。幅厚比パラメータが約0.4の場合は非線形化後も荷重を保ったまま変位が増大した。限界幅厚比パラメータ近傍である約0.7の場合は降伏荷重の9割程で非線形化し、降伏荷重付近で荷重が降下した。幅厚比パラメータが約1.1の場合は非線形化が明確に表れる前に降伏荷重の8割程で荷重が急落し、面外変形も急激に進展した。今後も荷重-変位関係と局部座屈挙動の関連を考察してゆく。
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