令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

疲労(3)

座長:清水 優(名古屋大学)

[I-72] フェーズドアレイ超音波探傷を用いた閉口処理された残留き裂の再進展性評価

〇小原 健司1、木下 幸治2 (1.首都高速道路株式会社、2.岐阜大学)

キーワード:残留き裂、き裂開閉口挙動、フェーズドアレイ超音波探傷、き裂進展解析、再進展評価

鋼道路橋に生じる疲労き裂の疲労寿命の延命化ないしは無害化させる補修工法の一つとしてき裂閉口処理工法があり,比較的簡易な補修工法であることから大きな期待が寄せられている.しかしながら,閉口処理後も鋼板内部にき裂が残留するため作用応力によっては残留き裂が早期に再進展し疲労寿命延命効果が低減することが懸念される.そこで本研究では残留き裂の再進展性を定量的に評価するため,フェーズドアレイ超音波探傷を用いて残留き裂のき裂開閉口挙動を検出し,得られたき裂開閉口挙動を踏まえたき裂進展解析を実施した.その結果,残留き裂の再進展性を定量的に評価可能であることを示した.

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