令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(設計)(2)

座長:佐藤 歩(首都高速道路)

[I-212] 鋼合成桁の設計上の課題

〇田渕 智秀1、高 龍1、宮路 健太郎1 (1.(株)片平新日本技研)

キーワード:鋼合成桁、逐次合成、分担断面力、内的自己つり合い系応力、床版のひび割れに伴う応力解放

平成29年に道路橋示方書が改定され、これまでの許容応力度設計法から限界状態設計法(部分係数設計法)へと移行した。「Ⅰ共通編」は一新されたものの、上部構造を対象とした「Ⅱ鋼橋・鋼部材編」、「Ⅲコンクリート橋・コンクリート部材編」は、昭和48年の大改編時からほとんど変わっていない。新道示Ⅱの基調は実際の挙動に近い床版合成作用の考慮を推奨すると読み取れるものの、合成桁の規定はここ半世紀間の内外での実験や検討は取り込まれておらず、計算例を含めていくつかの疑問が感じられる。これを踏まえ、追って発刊された設計計算例などに対し、設計計算の基本方針の試案ならびに設計上の問題点を提示した。

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