令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(設計)(2)

座長:佐藤 歩(首都高速道路)

[I-213] 維持管理を考慮した新型鋼製伸縮装置の開発

〇小峰 翔一1、細見 直史1、大久保 宣人1 (1.日本ファブテック)

キーワード:伸縮装置、維持管理、積雪寒冷地、疲労耐久性

鋼橋の著しい腐食損傷は,伸縮装置からの漏水に起因して鋼桁端部に多数発生している.特に,積雪寒冷地では,除雪時に鋼製フィンガーの隙間から圧雪による押し込み力により,止水材の非排水機能が数年で消失し,伸縮装置から凍結防止剤による塩を含む漏水により鋼桁端部が著しく腐食し鋼橋の性能低下が生じている.そこで,止水材劣化・機能低下を抑制することを目的として「新型FCフィンガージョイント」を開発し,実物大試験体を用いた疲労試験により疲労耐久性を検討した.所定の試験の結果,試験体に異常はなく疲労耐久性に問題がないことを確認した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン