橋梁一般(設計)(2)

[I-214] Strength properties of butt-welded joints with stainless and mild carbon steel

〇Satoshi Aramaki¹, Tetsuhiro Shimozato², Masayuki Tai², Hiroaki Matsushita³, Yasumi Shimura⁴ (1.CTI Engineering, 2.University of the Ryukyus, 3.Hitachi Zosen, 4.NIPPON STEEL Stainless Steel)

Keywords:stainless steel, Dissimilar material welded joint, tensile strength, fatigue strength, Weld shape

社会資本においては，ライフサイクルコスト縮減に対する要求が高まり，メンテナンスコストの縮減が求められている．鋼構造のメンテナンスは塗装塗替の割合が高いため，耐食性の高いステンレス鋼橋の開発は有効であるが，炭素鋼より高価となる．一方，鋼橋の腐食は桁中央部に比べ，桁端部などで進行することが多いため，桁端部へのステンレス鋼の適用が防食対策として有効と考えられる．そこで，ステンレス鋼と炭素鋼の突合せ溶接材の引張試験及び疲労試験を行い，引張強度と疲労強度特性を評価した．その結果，ステンレス鋼と炭素鋼の異材溶接継手は，引張強度が組合せた炭素鋼と同等の値であり，疲労強度は炭素鋼同士のD等級と同程度であった．