[I-230] 斜円柱の空力振動発現メカニズムの解明
キーワード:風洞実験、斜円柱模型、圧力分布、位相平均
斜張橋ケーブルには,風による大振幅の空力振動が生じる可能性がある.その発現メカニズムの解明を目指し,空力振動時の斜円柱模型に作用する圧力の測定を行った.比較的大きな応答が生じた風速9m/sと14m/sにおける空気力と風圧係数分布の特性を検討した.2つの風速にて,空気力の増加につれ変位の増加が見られ,逆の場合にも同様な傾向が見られ,励振力となっている.また,風圧係数分布を比較すると,両者は似たような結果となっていることがわかるが,分布の形状が異なっており,応答のメカニズムが異なっていることを示唆している.今後の課題は,本稿以外の風速でも検討し,特性を把握していく必要があると考えている.
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