令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

地中構造物の耐震

座長:畑 明仁(大成建設)

[I-269] 開削トンネルの曲げの非線形特性に関するー考察

〇張 寧1、久木留 貴裕1、梅林 福太郎1、福間 雅俊1、大竹 省吾1 (1.(株)オリエンタルコンサルタンツ)

キーワード:開削トンネル、RC橋脚、非線形特性、鉄筋のひずみ硬化、完全弾塑性、2次勾配

道路橋の耐震設計は,H8年道示Ⅴの改定後,H24年道示Ⅴで改定され,部材の曲げ非線形特性を算定する際のコンクリートの応力~ひずみ関係や限界ひずみ等の考え方が更新された.一方で,開削トンネルの横断耐震設計においては部材の曲げ非線形特性は,H8道示Ⅴに示される特性に準拠している場合が多い.H24道示では鉄筋の応力~ひずみ関係を完全弾塑性型としているが,開削トンネルにおいては,降伏後と弾性域の剛性の比率(2次勾配)に1/100を考慮されている場合がある.本論では,道示の違い及び鉄筋の2次勾配の有無に着目して試算を行い,開削トンネルの横断耐震設計へのH24道示Ⅴの曲げ非線形特性の導入について検討した.

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