令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(1)

座長:村越 潤(東京都立大学)

[I-392] ポリウレア樹脂で被覆されたRC橋脚の耐震性能に関する解析的研究

〇井福 達也1、園田 佳巨1、輿石 正己2、久保 昌史3、井出 一直4 (1.九州大学大学院、2.日本工営、3.清水建設、4.三井化学産資)

キーワード:RC橋脚、正負交番載荷、有限要素法、ポリウレア樹脂

巨大地震に対するRC橋脚の耐震補強工法として,ポリウレア樹脂の被覆による対策が期待されている.ポリウレア樹脂は引張強度24MPa,破断ひずみ200%以上の伸び能力を持ち,部材の変形に追従することができる高靭性材料である.本研究では,有限要素法を用いて,ポリウレア樹脂を被覆したRC橋脚モデルと無被覆のRC橋脚モデルの正負交番繰り返し載荷時の弾塑性挙動を解析的に比較・検討し,ポリウレア樹脂の被覆による耐震性能の向上効果の検証を行った.解析の結果,ポリウレア樹脂の被覆により,橋脚基部の圧縮破壊の防止および橋脚の耐荷力の向上が期待できることがわかった.

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