令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(2)

座長:青木 康素(阪神高速道路)

[I-398] 接着層厚・CFRP板の定着長が断面欠損した鋼柱部材の圧縮耐力に及ぼす影響について

〇今井 貴也1、タイ ウィサル2、中村 一史2、上條 崇3、小林 明史3、平野 秀一1、政門 哲夫4、鈴木 啓之5、中川 健太6 (1.首都高速道路、2.東京都立大学、3.首都高速道路技術センター、4.日本エンジニアリング、5.ダイクレ、6.ITW PP & F JAPAN)

キーワード:接着接合、CFRP板、低弾性接着剤、性能回復

本研究は,腐食により断面欠損した鋼桁端部に対して,軽量で,現場でのハンドリングに優れる立体CFRP板と低弾性の接着剤(MA530)による急速施工を特徴とした補修工法の開発を目的とした.過年度の研究では,CFRP板の適切かつ合理的な寸法も検討されていなかった.そこで,本研究では,接着層厚,CFRP板の定着長が断面欠損した鋼柱部材の圧縮耐力の性能回復に及ぼす影響を検討することを目的として,H形試験体を対象に静的載荷試験により検討した.その結果,健全と同等の性能回復のためには,接着層厚は2mm程度で,CFシートの必要積層数は17層,必要定着長はそれぞれ100,200mmとすればよいことがわかった.

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