令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(3)

座長:宇野 州彦(五洋建設)

[I-291] 場所打ち可能な超高強度繊維補強モルタルで耐震補強された梁部材の曲げ性能検証試験

〇前山 篤史1、松本 隆1、岩本 拓也2、小林 聖2、曽我部 直樹2、山野辺 慎一2 (1.カジマ・リノベイト株式会社、2.鹿島建設株式会社)

キーワード:耐震補強、RC橋脚、超高強度繊維補強モルタル、場所打ち施工

筆者らは,断面寸法を増加させず,狭隘なスペースでも施工可能な耐震補強工法の実現を目指し,場所打ち可能な超高強度繊維補強モルタルとひび割れ誘発目地を用いた新たな耐震補強工法の検討を行っている.本研究では,補強箇所に100N/mm2以上の高い曲げ圧縮応力が作用した際の,補強部の曲げ挙動を検証することを目的として,本工法で補強したRC 梁部材の曲げ試験を行った.その結果,補強部に100N/mm2以上の高い曲げ圧縮応力が作用した状態において,当該箇所が無損傷であることと,ひび割れ誘発目地以外の箇所に曲げひび割れは発生せず,ひび割れ誘発目地によって曲げひび割れ位置を制御できることを確認した.

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