令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(測定)

座長:蘇 迪(東京大学)

[I-340] 表面塩分計を用いた高塩分領域の付着塩分測定

〇安食 正太1、伊藤 瞭太2、木村 由真3、松本 彩楓6、大屋 誠5、武邊 勝道5、今井 篤実4 (1.松工業高等専門学校 実践教育支援センター、2.出雲市、3.大阪防水建設社、4.日鉄防食、5.松工業高等専門学校、6.松工業高等専門学校 専攻科)

キーワード:表面塩分計、付着塩分、電気伝導度

鋼構造物の腐食環境評価として付着塩分量を用いる.付着塩分量は表面塩分計を用いて計測し,広く用いられている機種では,付着塩分量の測定範囲が1999mg/m2以下に設定されている.しかし,その機種には1999mg/m2より高い付着塩分量に相当する電気伝導度の計測能力が備わっている.その電気伝導度値を活用することで,高塩分領域の付着塩分量を推定することが可能であると考えられる.本研究では,様々な塩化物イオン濃度の標準溶液を作成し,表面塩分計より得られる電気伝導度値と付着塩分量の検量線を作成した.正の相関関係を示し電気伝導度を用いて付着塩分量を約8000mg/m2まで測定することが可能である.

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