[I-340] 表面塩分計を用いた高塩分領域の付着塩分測定
キーワード:表面塩分計、付着塩分、電気伝導度
鋼構造物の腐食環境評価として付着塩分量を用いる.付着塩分量は表面塩分計を用いて計測し,広く用いられている機種では,付着塩分量の測定範囲が1999mg/m2以下に設定されている.しかし,その機種には1999mg/m2より高い付着塩分量に相当する電気伝導度の計測能力が備わっている.その電気伝導度値を活用することで,高塩分領域の付着塩分量を推定することが可能であると考えられる.本研究では,様々な塩化物イオン濃度の標準溶液を作成し,表面塩分計より得られる電気伝導度値と付着塩分量の検量線を作成した.正の相関関係を示し電気伝導度を用いて付着塩分量を約8000mg/m2まで測定することが可能である.
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