Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第I部門

診断・補修・補強(3)

Chair:Yusuke Kobayashi

[I-406] Effect of slip resistance of patch plate method on recovering performance for corroded bridge girder ends

〇Masayuki Tai1, Tetsuhiro Shimozato1, Yasunori Arizumi1, Tetsuya Yabuki1, Yoshiaki Tamaki2 (1.University of the Ryukyus, 2.Okinawa Shimatate Association)

Keywords:Patch Plate, Shear capacity, recovering effect, slip resistance

腐食環境が厳しい場所に架設された鋼I 桁橋では,桁端部のウェブ-下フランジの首溶接部で破断が生じる場合がある.本研究ではこのような損傷に対して適用される当て板ボルト補修において,そのすべり耐力がせん断耐荷力の回復効果に及ぼす影響を明らかにすることを目的に有限要素解析を行った.

解析結果より,すべり耐力の増加に伴い,せん断耐荷力の回復効果は増加傾向を示すが,すべり耐力が一定以上となると回復効果に差異が見られなくなることを示した.また,すべり耐力が低い場合,すべりの発生によってウェブの面外変形が助長され,斜張力場の塑性化を誘発することで,せん断耐荷力の回復効果が低下する可能性があることを明らかにした.

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