[I-406] 桁端部の腐食損傷に対する当て板補修の回復効果に及ぼすすべり耐力の影響
キーワード:当て板補修、せん断耐荷力、回復効果、すべり耐力
腐食環境が厳しい場所に架設された鋼I 桁橋では,桁端部のウェブ-下フランジの首溶接部で破断が生じる場合がある.本研究ではこのような損傷に対して適用される当て板ボルト補修において,そのすべり耐力がせん断耐荷力の回復効果に及ぼす影響を明らかにすることを目的に有限要素解析を行った.
解析結果より,すべり耐力の増加に伴い,せん断耐荷力の回復効果は増加傾向を示すが,すべり耐力が一定以上となると回復効果に差異が見られなくなることを示した.また,すべり耐力が低い場合,すべりの発生によってウェブの面外変形が助長され,斜張力場の塑性化を誘発することで,せん断耐荷力の回復効果が低下する可能性があることを明らかにした.
解析結果より,すべり耐力の増加に伴い,せん断耐荷力の回復効果は増加傾向を示すが,すべり耐力が一定以上となると回復効果に差異が見られなくなることを示した.また,すべり耐力が低い場合,すべりの発生によってウェブの面外変形が助長され,斜張力場の塑性化を誘発することで,せん断耐荷力の回復効果が低下する可能性があることを明らかにした.
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