令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(3)

座長:小林 裕介(鉄道総合技術研究所)

[I-407] 腐食減肉した高力ボルト摩擦接合継手における連結板の診断法に関する一提案

〇山下 修平1、松岡 充1、下里 哲弘2、田井 政行2 (1.宮地エンジニアリング 、2.琉球大学)

キーワード:腐食、高力ボルト摩擦接合継手、連結板、すべり耐力、診断

高力ボルト摩擦接合継手は,鋼橋において腐食が進行し易い部位の一つして知られている.高力ボルト摩擦接合継手を適切且つ合理的に維持管理していくためには,各部材(高力ボルト、母板、連結板)の腐食状態に応じたすべり耐力への影響を明らかにした上で,補修・補強を判断するための診断法の確立が求められる.筆者らは,高力ボルト摩擦接合継手の連結板に着目し,連結板の腐食減肉がすべり耐力へ与える影響について検証した.本稿では,提案する腐食減肉した連結板のすべり耐力評価法に基づき,実橋で腐食減肉した連結板の補修・補強および取替えを判断するための一診断法についてプレートガーダー橋における主桁ウェブの継手を例として示す.

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