令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(3)

座長:小林 裕介(鉄道総合技術研究所)

[I-408] 腐食した歩道橋デッキプレートの残存耐荷力に関する実験的検討

〇小野 健太1、坂本 佳也1、上仙 靖1 (1.国立研究開発法人土木研究所)

キーワード:歩道橋、デッキプレート、腐食、残存耐荷力

歩道橋は,道路等を跨いで設置されることから腐食状態によっては踏み抜き等に伴う第三者被害に直結する可能性がある.しかし,歩道橋の腐食状態と耐荷性能の関連は明らかとなっておらず,適切な診断方法は確立されていない.そこで本研究では,著しい腐食損傷が見られた歩道橋から撤去回収したデッキプレートを用いて、歩道橋の床版を模擬した試験体の製作ならびに載荷実験を実施することで,その腐食性状が耐荷力特性に及ぼす影響について検討した.その結果、腐食位置や程度に応じて歩道橋の残存耐荷力や破壊メカニズムが異なることが確認され、腐食状態によっては最大で33%程度の耐荷力減少が確認された。

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