令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

基礎の耐震

座長:大竹 省吾(オリエンタルコンサルタンツ)

[I-457] 既設場所打ち杭のせん断耐力評価の合理化に関する検討

〇西谷 朋晃1、長谷 俊彦1、李 首一2、中谷 隆生2 (1.高速道路総合技術研究所、2.NEXCO西日本コンサルタンツ)

キーワード:既設杭基礎、場所打ち杭、耐震性能、せん断耐力、実材料強度

昭和55年以前の古い基準で設計された杭基礎は,レベル2地震動に対する設計が行われておらず,現行基準に基づき耐震性能を評価すると,その多くが照査を満足しないことが予想される.一方,過去の地震における杭基礎の被害は限定的であり,杭基礎の損傷に起因する落橋等の甚大な被害は生じていないものの,熊本地震では一部の橋梁で杭基礎の重篤な損傷が確認されている.そのため,耐震性能が不足する既設杭基礎を抽出し,既設杭基礎の保有耐力を適切に評価することが実務上の課題である.以上より,本研究では既設杭基礎に関する実態調査を行い,合理的な耐震性能評価方法について検討を行った.

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