令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(測定・モニタリング)

座長:吉田 純司(山梨大学)

[I-348] ベイズ推論による橋梁の異常検知とセンサ数の影響

〇尾中 貴輝1、五井 良直1、金 哲佑1 (1.京都大学大学院工学研究科)

キーワード:ベイズ因子、仮説検定、異常検知、センサ数

現在,我が国において,供用50年を越える橋梁が数多く存在する.そのため橋梁の維持管理が大きな課題である.橋梁の損傷検知手法の1つとしてベイズ因子(Bayes factor: BF)を用いた仮説検定が提案されている.先行研究では複数のセンサによる振動計測に基づいた異常検知が検討されているが,計測機器の導入に要するコストが実務上の課題となりうる.本研究では,橋梁の損傷検知を効率良く行うために,損傷位置と損傷度合いを把握することができるセンサ数について検討する.結論としてはセンサ数1個で異常検知が可能であるが,損傷位置の把握はできないため今後の課題である.

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