令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(4)

座長:中村 一史(東京都立大学)

[I-416] 炭素繊維シート接着により補強された円孔を有する鋼製円管の局部座屈強度に関する実験研究

〇西野 晶拡1、秀熊 佑哉1、垣尾 道夫2、浦添 元気2、奥山 雄介3、宮下 剛4、大垣 賀津雄5 (1.日鉄ケミカル&マテリアル、2.ツカサテック、3.長野工業高等専門学校、4.長岡技術科学大学、5.ものつくり大学)

キーワード:炭素繊維シート、補修補強、鋼製円管、孔食、鉄塔

プラント設備の鉄塔支持型煙突や鉄塔支持型フレアスタックには鋼製円管が用いられている.その多くは建設後50年が経過し,現行の耐震基準を満たさない構造物や,腐食劣化した部材が多数確認されており,部材の置き換えや溶接やボルトによる当て板添接を用いた補修・補強が行われている.しかしながら,プラントの可燃ガスへ引火する危険性や溶接熱による熱ひずみの発生,部材添接による死荷重の増加など問題点が多い.
そこで本研究では,このような問題が起こらない炭素繊維シート接着による補強効果を確認するため,孔食を模した円孔を有する鋼製円管の圧縮試験を実施し,炭素繊維の貼付け方法による補強効果への影響の検討を行った.

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