[I-386] 道路橋伸縮装置に使用される孔あき鋼板ジベルの設計法に関する研究
キーワード:鋼製フィンガージョイント、PBL、FEM解析
橋梁の伸縮装置は疲労や周辺コンクリート部のひび割れなど,損傷事例が多く,維持管理上の弱点となっている.その一因として伸縮装置の設計法が必ずしも確立されていない.そこで,本報告では孔あき鋼板ジベルをずれ止めとして用いた鋼製フィンガージョイントの設計法を検討した.ジョイントの各部材が受け持つモーメントを知るためにPBLとウェブを分割してモーメントの計算を行い,ジョイント各部に生じるモーメントを荷重によって生じるモーメントで除して,モーメント分担率とした.ウェブについては,設計を見直す必要があること,PBLについては,耐荷力の照査という点では現在の設計法では十分な余裕があることが明らかになった.
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