令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(耐候性鋼)(2)

座長:三浦 正純(土木研究センター)

[I-12] 腐食が進行した耐候性鋼材の補修方法に関する検討

〇杉山 裕夏1、麻生 稔彦1 (1.山口大学大学院)

キーワード:耐候性鋼材、腐食、補修、曝露試験

耐候性鋼材は,鋼材表面に緻密な保護性さびを形成することで腐食速度を低減することができる鋼材である.この特性により,近年橋梁への適用が増加しているが,現在供用されている耐候性鋼橋梁の中には,異常さびが生じ,補修が必要な橋梁も存在する.しかし,耐候性鋼材に対する補修塗装の種類の違いによる効果は解明されていない.そこで本検討では,腐食した耐候性鋼材の補修方法を検討することを目的として曝露試験を実施した.曝露試験の結果から,塩分の影響を受ける地域では,Rc-II,Rc-Iによる補修方法が適切であろう.一方,塩分の影響を受けない場合には,ブラスト処理によりさびを除去することで継続使用も可能であろう.

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