[I-54] Fatigue strength improvement by shot peening technique for welded joints of existing steel bridges
Keywords:shot peening, welded joints of existing steel bridges, out-of-plane gusset welded joint, fatigue strength improvement, residual stress
鋼橋溶接部の疲労損傷は放置すると重大な事故につながる恐れがあるため予防保全を実施することが望まれている.疲労強度向上技術の一つにショットピーニング(以下SP)がある.既往研究では既設鋼橋の塗替塗装時に実施するグリットブラスト処理と同時施工が可能なSP技術が開発された.本研究では,SP処理された溶接継手部の疲労強度向上効果の検討を目的に,既設鋼橋及び試験体の溶接継手部に対してSPを施し溶接継手部の残留応力計測と試験体の板曲げ疲労試験を実施した.結果として既設鋼橋及び試験体にSPにより導入された圧縮残留応力は同程度であった.またSP処理された試験体の疲労試験結果から,SPの疲労強度曲線を定義した.
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