令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

疲労(1)

座長:田井 政行(琉球大学)

[I-54] ショットピーニングによる既設鋼橋溶接部の疲労強度向上効果

〇須川 清諒1、木下 幸治2、阪野 裕樹1、山田 翔平3、亀山 誠司3 (1.岐阜大学大学院、2.岐阜大学、3.ヤマダインフラテクノス)

キーワード:ショットピーニング、既設鋼橋溶接部、面外ガセット溶接継手、疲労強度向上、残留応力

鋼橋溶接部の疲労損傷は放置すると重大な事故につながる恐れがあるため予防保全を実施することが望まれている.疲労強度向上技術の一つにショットピーニング(以下SP)がある.既往研究では既設鋼橋の塗替塗装時に実施するグリットブラスト処理と同時施工が可能なSP技術が開発された.本研究では,SP処理された溶接継手部の疲労強度向上効果の検討を目的に,既設鋼橋及び試験体の溶接継手部に対してSPを施し溶接継手部の残留応力計測と試験体の板曲げ疲労試験を実施した.結果として既設鋼橋及び試験体にSPにより導入された圧縮残留応力は同程度であった.またSP処理された試験体の疲労試験結果から,SPの疲労強度曲線を定義した.

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