[II-153] 径厚比が異なる杭の耐力特性を適用した係留施設の供用可否判定基準に関する考察(その2)
キーワード:大規模地震、強震計観測情報、係留施設の供用可否判定、有効応力地震応答解析、FLIP、鋼管杭
平成30年4月改訂の港湾の施設の技術上の基準・同解説では,径厚比D/t(杭径/板厚)が異なる鋼管部材の耐力特性を考慮した新たなモデル化手法が採用されている.そこで,鋼管部材を主部材とする桟橋式,矢板式係船岸のうち重要度の高い25施設を対象に新たなモデル化法でFLIP解析を行い,供用可否判定基準の更新を行った.本論文は,新基準と従前の港湾の施設の技術上の基準・同解説におけるモデル化手法で設定した閾値を比較し傾向を分析したものである.
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