令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

安定性(海岸・港湾施設)

座長:小林 孝彰(鹿島建設株式会社)

[II-154] 係船柱用アンカーボルトの小型化に向けた設計法の比較

中村 健1、宮田 正史1、中村 俊之1、川端 雄一郎2、尾崎 竜三3、村上 裕宣3 (1.国土技術政策総合研究所、2.港湾空港技術研究所、3.中央復建コンサルタンツ(株))

キーワード:係船柱、アンカーボルト、コンクリート、設計法、破断面

コンテナ船やクルーズ客船等の大型化に伴い,岸壁等に設置される係船柱も大型化している.それに伴い係船柱固定用のアンカーボルトの埋込長さとその重量も増大し,そのことが係船柱の設計,施工および利用に対して負の影響を及ぼしていることがわかった.
 本検討では,港湾工事共通仕様書に規定の係船曲柱用アンカーボルトの設計根拠を確認し,他のアンカーの設計法との設計比較を行い,アンカーボルトの小型化の可能性に関する基礎的な検討を行った.
 その結果,係船柱のアンカーボルトの寸法算定にあたり,コーン状破壊面を想定したせん断耐力の算定方法を用いることで長さを短縮できる余地があることが確認された.

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