Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第II部門

安定性(海岸・港湾施設)

Chair:Takaaki Kobayashi

[II-155] Study on development of tsunami response type mooring equipment

Yasuo Tsukahara1, Ryouichi Tomari1, Kazuhiro Nishi1 (1.Mitsui E&S Steel Structures Engineering Co.,Ltd.)

Keywords:Tsunami, Mooring equipment, small boat

東日本大震災では,多くの漁船が津波によりさらわれて流失するなどの被害があった.本研究では,津波時に係留されている船舶の流失を防ぐことを目的とした津波対応型係船装置の開発を目指す.津波対応型係船装置は,固定ピンおよび内蔵ロープにより係船部分と装置本体が繋がれている.水槽実験により津波対応型係船装置に係留している船舶は,津波の襲来により岸壁側に流され,さらに水位が上昇すると背後地の影響により流速が0m/secに近づいた状態で船首が沈み込む挙動となる.その結果,津波対応型係船装置には上向きの荷重が作用し,固定ピンが破断し,内蔵ロープが展長し,漂流することが判明した.

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