令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川計画・管理

座長:田端 幸輔(中央大学研究開発機構)

[II-163] 侵食破堤の危険箇所の複眼的推定法の構築

〇石塚 芳1、梅木 康太郎1、石原 道秀1、五十嵐 拓実2、安田 浩保1 (1.新潟大学、2.キタック)

キーワード:砂州、河岸侵食、侵食破堤、河道管理

近年,千曲川を例とするような河岸欠損や侵食破堤により甚大な被害が頻発している.著者らは,河道の危険箇所を推定する方法として無次元掃流力の標準偏差を用いた手法の開発してきた.しかし,河岸欠損の危険性が高い砂礫河川では砂州が縦断方向に一連に形成されることに着目すると,局所的な推定法に加え,どのような状態の砂州区間が河岸欠損の誘因の危険性が高いかの大局的な推定も望まれる.本研究では,被災事例のある能生川を対象とし,局所的と大局的の複眼的な視点から河岸欠損の危険箇所を推定する方法について模型実験と実河川の水理解析から調べた.その結果,両ケースにおいて局所的と大局的の複眼的な推定法の有効性が示された.

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