[II-177] ダム湖水のカビ臭物質2-MIBの発生機構解明に向けた流動・水質動態調査
キーワード:ダム湖、カビ臭、2-MIB、放線菌、濁度、ADCP
本研究で対象とする土師ダム八千代湖において,放線菌に由来する2-MIBからのカビ臭発生という問題を抱えている.本研究では,土師ダムでの2-MIBの発生機構の解明に資することを目的として,懸濁物質を含んだ水塊の動きを観測し,ダム湖内の懸濁物質の分布やその変化の特徴を把握することとした.ダム湖全体に成層が見られ,流動観測を行った結果,浅い上流側では湖底部を流れ,深い下流側では水温成層において寒冷な水深9mあたりを水平に流れていた.上流からの流入水は比較的濁質成分が少なく,流入量や過去に発生した多量の降雨の有無により濁度分布が変化することが確認された.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン