[II-179] Applicability of a prediction method on the behaviors of the interface in a brackish lake considering outflow mechanism of the salt water -using Abashiri Lake as an example-
Keywords:Abashiri Lake, brackish lake, salinocline, outflow mechanism, aoshio
網走湖では,堰の運用により塩淡境界層水位を制御することで青潮発生を抑制しているが,塩淡境界面の下降に伴い表層塩分濃度が低下した結果,ヤマトシジミの産卵確率に変化がみられるなど新たな問題が生じている。本研究では,青潮発生の抑制と生態系保全の双方を満たす塩淡境界層制御のための界面変動予測を行うこと目的に,数値モデルを用いて塩淡境界層水位の再現計算を行い,近年におけるモデルの適用性について検討した.連行型と吸い上げ型の2つの塩水流出機構を考慮した場合,計算値は経年変動に加えて界面の急激な下降も捉えることができ,モデルの適用性が確認できた.これより本モデルによる長期界面変動予測の可能性が示唆された.
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