令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

避難

座長:児島 利治

[II-230] 大規模水害時における水上バイクによる孤立者救助の可能性に関する考察

尾畑 功1、堀 与志郎1、秀島 栄三2、野崎 正人3、河原 健太郎4 (1.国土交通省、2.名古屋工業大学、3.ヤマハ発動機株式会社、4.株式会社建設技研インターナショナル)

キーワード:大規模洪水、水害孤立者、水上バイク/パーソナルウォータークラフト、利他的行動

平成30年7月豪雨により高梁川水系小田川の氾濫で倉敷市真備町,総社市下原では最大浸水深5m以上, 浸水面積が約1200haに及ぶ被害となった際,市民が水上バイクを利用して多数の孤立者を救助した.本研究では記録が殆どない水上バイクによる救助に着目して聞き取り調査を行った.その結果,分散する多数の孤立者救助に小型で機動力の高い水上バイクは有効であった.また市民による自発的救助は効率的かつ整然と行われ,行政による救助を補完していた.

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