令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流砂,土石流

座長:内田 龍彦(広島大学)

[II-188] 山地河川から流出する流木の形状や比重がワンスパン橋梁への閉塞に及ぼす影響

中谷 加奈1、長谷川 祐治2、里深 好文3、東谷 卓也1、小杉 賢一朗1 (1.京都大学大学院農学研究科、2.広島大学大学院総合科学研究科、3.立命館大学理工学部)

キーワード:流木、ワンスパン橋梁、閉塞、水理実験、形状、比重

山地河川には橋脚無しのワンスパン橋梁が多く存在し、豪雨時には流木集積による閉塞、氾濫被害の拡大が見られるが、検討例は少ない。流木の既往検討は針葉樹等の1より小さな比重や、枝や根の無い丸太形状を対象としたものが殆どである。しかし、実災害では広葉樹などの大きな比重や、根が付いた流木も報告される。本研究は、水理実験により丸太と根付の形状、比重0.8と1.2の流木について、ワンスパン橋梁への閉塞を検討し、ロジスティック解析を合わせて実施した。結果から、同じ比重では丸太よりも根付の形状では少ない流木量で閉塞した。根付では、橋の余裕高が小さいと比重による差が見られるが大きいと差が小さいことを示した。

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