令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流路・河床変動

座長:溝口 敦子(名城大学)

[II-196] 交互砂州の発生・発達過程における底面位の伝播速度式の適用性

石原 道秀1、安田 浩保2 (1.新潟大学大学院 自然科学研究科、2.新潟大学 災害・復興科学研究所)

キーワード:交互砂州、伝播速度、双曲型偏微分方程式

交互砂州は波動現象の一種と見做されているが,その伝播性については不明なことが多い.交互砂州の伝播特性について理解が乏しかったのは,その伝播速度の理論式の定式化が未確立だったことが大きな要因であると考える.本研究では,伝播速度の理論式の確立を目的とし,平面二次元の交互砂州の伝播速度の理論式を導出した.次に,時空間で高分解能な実測値を用いて,導出した同理論式の適用性について検証した.その結果,Frが1.0以下の条件であれば交互砂州の伝播速度を予測する上で十分な推定精度を有することを明らかにした.また,同式により交互砂州の発生・発達過程において伝播速度が幅広い空間分布を持つことを明らかにした.

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