令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流路・河床変動

座長:溝口 敦子(名城大学)

[II-199] 浮遊砂と掃流砂の非平衡運動・相互作用を考慮した河口砂州フラッシュと河口テラス形成・発達の解析

後藤 岳久1、福岡 捷二1、小野 伊佐緒2 (1.中央大学研究開発機構、2.国土交通省北陸地方整備局阿賀野川河川事務所)

キーワード:阿賀野川、河口砂州、河口テラス、非平衡流砂モデル、浮遊砂、準三次元解析

洪水時には,河口砂州はその上流の水位を堰上げるため,洪水時の河口砂州開口部の拡大過程を予測可能な河床変動解析法が必要である.立山らは,河口砂州の急勾配斜面地形の影響を考慮した準三次元洪水流・河床変動解析を構築し,河口砂州開口幅の拡大過程を説明しているが,砂州上で洗掘された土砂が十分下流まで輸送されず堆積する課題があった.細砂で構成された河口砂州の挙動には,浮遊砂運動が支配的であることから,本論文では,底面付近の流れと浮遊砂・掃流砂の非平衡性運動とその相互作用を考慮した準三次元洪水流・河床変動解析を構築し,H23.7阿賀野川洪水における河口砂州開口部の拡幅と河口テラスの形成・発達を明らかにした.

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