令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

温暖化・リスク

座長:山口 弘誠(京都大学)

[II-53] 大量アンサンブル気候予測データを用いた利根川上流域における極値水文量の気候変動影響評価

小島 彩織1、清水 啓太1、山田 正2 (1.中央大学大学院、2.中央大学)

キーワード:地球温暖化、気候変動、d4PDF、極値流量

近年の地球温暖化による外力の変化に対応していくためには,気候変動が与える影響を評価し河川計画を策定する必要があり,気候変動予測とそれに伴う不確実性の定量評価が不可欠である.本研究は,利根川上流域を対象とし,d4PDFを用いて地球温暖化進行時における降雨量の変化が河川流量に与える影響について検証し,将来起こり得る極端な降雨パターンとその流出現象について明らかにすることを趣旨とする.d4PDFの各アンサンブルメンバの年最大流域平均3日降雨量のうち,上位10降雨イベントを対象に降雨流出解析を行った.この結果,短時間で強い降雨が発生する台風性降雨において,ピーク流量が既定の基本高水を超える値となった.

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