令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

温暖化・リスク

座長:山口 弘誠(京都大学)

[II-55] 都市流域における温暖化影響を考慮した計画降雨の提案

吉岡 伸隆1、平林 由希子1 (1.芝浦工業大学)

キーワード:d4PDF、河川整備計画、計画降雨、都市河川

都市河川である東京都の善福寺川流域を対象として、温暖化影響を考慮した計画降雨の作成を試みた。4℃上昇時の確率降水量は、アンサンブル気候予測実験(d4PDF)から得られる降水量を基にした継続時間ごとの降雨量変化倍率を現行の確率降水量に乗算するとともに、Alternating Block法および引き伸ばし法により作成した降雨波形を用いて作成した。その結果、現在気候の再現期間20年に相当する4℃上昇時の計画降雨の総降水量は約1.2倍に増加した。また、現行および作成された計画降雨を用いて氾濫解析を行った結果、浸水面積は約1.5倍に増加した。

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