令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

津波・高波(2)

座長:宮田 正史(国土技術政策総合研究所)

[II-85] 振動発電デバイスを用いた小規模な波力発電における水深の影響

齋藤 憲寿1、高橋 圭太1、渡辺 一也1 (1.秋田大学)

キーワード:振動発電デバイス、波力発電、エネルギーハーベスティング

IoT社会を実現するためには電源の確保が重要な課題の一つであり,エネルギーハーベスティングが注目されている.しかし,海中は人が立ち寄り難い環境であるためエネルギーハーベスティングのニーズが高いが,関連した研究はあまり行われていない.そこで著者らは海中で使用するIoTセンサの駆動や通信に不可欠な自立電源への適用を想定し,波力発電装置の開発を行っている.本研究では振動発電デバイスを用いた波力発電装置を水深の異なる環境へ設置し,発電への影響について検討を行った.その結果,水深の低下に伴い発電装置の浮力が低下すると,振り子運動の角度や角速度が大きくなり,最大電力が大きくなることが明らかとなった.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン