[II-64] 水力発電の経済命数を考慮した経済性検討
キーワード:水力発電、ダム、経済命数、経済的妥当性、耐用年数
本論文は,水力発電の新規建設を促進するため,発電機の寿命に着目しつつ,経済命数の考え方を用いた経済性検討を行ったものである.すなわち,発電機の法定耐用年数ではなく,使用環境やメンテナンスの頻度,陳腐化等を考慮した上で,設備が利用可能な年数である経済命数として50年,60年を設定し,経済的妥当性を試算した.兵庫県青野ダムをモデルダムとして,利水放流を活用したダム管理用発電について試算した結果,発電規模によっては,公共事業としての採択検討の俎上にのぼるほか,B/C値が上昇して投資効果が良くなり,ダム共同事業者である上水道管理者や納税者に対する説明責任を果たしやすくなることがわかった.
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