令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

水文学・水資源

座長:田村 隆雄

[II-67] 佐賀県における近年の災害被害額の調査研究

中野 澪1、押川 英夫2 (1.佐賀大学大学院理工学研究科、2.佐賀大学理工学部)

キーワード:佐賀県、災害被害額、豪雨、台風、災害免疫力、重回帰分析

本研究では,佐賀県を対象に過去の気象情報(降水量・風速)と災害情報(災害被害額)の関係を調べた.佐賀県内で発生した近年の災害イベントに関して,災害被害額を目的変数とした重回帰分析を行ったところ,降水量と風速を説明変数とする重回帰式で災害被害額の変動の4割程度が説明でき,「雨量」が5割強,「風速」が4割弱災害に寄与している結果が得られた.この「風速」の災害への寄与は一見過大評価しているようにも思われる.しかしながら,農業県である佐賀では被害額の中で農作物被害の割合が高いために,今回の解析においても風速の災害への寄与が大きくなっていたものと考えられる.

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