令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

水文学・水資源

座長:田村 隆雄

[II-69] 流域内の土壌・地質分布と洪水流出が主な流況曲線との関係

藤村 和正1、柳川 亜季1、村上 雅博3、井芹 慶彦2、岡田 将治4、鼎 信次郎5 (1.明星大学、2.カリフォルニア大学デービス校、3.高知工科大学、4.高知工業高等専門学校、5.東京工業大学大学院)

キーワード:洪水流出、土壌、地質、流況曲線、流域の保水性

豪雨災害が頻発する昨今、流域の諸条件と流出との関係を明らかにすることは重要である。また、今日、多量で詳細な水文データ公開され、活用できる状況にある。そこで本研究では8つのダム流域を対象として14年以上の1時間単位のダム流入量と土壌、地質のGISデータを用い、洪水流出を主とする1パーセンタイル以下の流況曲線と土壌、地質の流域内面積率との対応関係を示すことを目的とした。流況曲線は流出高最大値で除して正規化し、また、指数関数で近似化した。評価方法は統計的手法として相対誤差Rと有意確率pを用いた。その結果、褐色森林土、第三紀層、黒ボク土/火山岩の面積率が洪水流出に関係していることが示唆された。

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