令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

沿岸環境・生態系・土砂

座長:片岡 智哉(東京理科大学)

[II-92] 香東川河口干潟の地盤高変動特性

堀越 日向1、柳川 竜一1、裏出 裕嗣1 (1.香川高等専門学校)

キーワード:河口干潟、地盤高、底質環境

香川県高松市西部を流れる香東川河口干潟を対象に継続的な地盤高調査を実施し,特性把握の為に川岸からの距離に応じてグループ分けを行った.その結果,(1)川岸に近い地点では殆ど地盤高の変動が確認されないが,岸から離れるにつれ変動が顕著になる(2)川岸から最も遠い地点と河川水位との関係から,初夏から秋季は河川水により干潟表層の土粒子が海域へと輸送され侵食・地盤高低下に繋がり,それ以外の時季は漂砂により海域の底質が河口干潟域へと輸送・堆積される(3)夏季調査時は高濃度のTSが検出されたこと,砂漣が未発達もしくは消失していたことから,夏季は洪水流に伴いより底部の嫌気性底質が出現している可能性が示唆された.

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