令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

沿岸環境・生態系・土砂

座長:片岡 智哉(東京理科大学)

[II-95] 那覇港波の上うみそら公園におけるサンゴ着生実験

高山 百合子1、赤塚 真依子1、伊藤 一教1、國松 靖2 (1.大成建設 技術センター、2.那覇港管理組合)

キーワード:サンゴ移植、着床具、浮遊幼生、有性生殖、白化

那覇港に整備された親水エリアである波の上うみそら公園に位置するダイビングスポットはサンゴが生育する希少なエリアである.著者らは、当ダイビングスポットにおいてサンゴ保全を目的とした着生実験を2015年に開始した.実験は、サンゴ幼生を着生させるための基盤を3ヵ所に設置し、その後、年1、2回のモニタリングを実施した.5年間のモニタリングの結果、2020年2月時点で約4~6cmのサンゴが6個体確認できた.また、ダイビングスポット内において一部白化傾向を2回、産卵を1回確認した.水温データと生育状況について整理し着生サンゴにおける白化に関する水温条件を考察した。

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